FrontPage
2012 プレゼントランキング
プレゼントする品物から選ぶ
プレゼントするお相手から選ぶ
プレゼントする物の予算から選ぶ
失敗の可能性が大きいプレゼント
サプライズプレゼント 投稿
■エピソード1■エピソード2■エピソード3■エピソード4■エピソード5
■エピソード6■エピソード7
寒い冬が終わり少し暖かな日が嬉しくなるような3月のある日。
当時30代の私は、その時お付き合いしていた彼女の誕生日のお祝いを兼ねて、とあるホテルのレストランに食事のお誘いをしました。
高級なホテルのフランス料理を、いつものように歓談しながら楽しく時間が過ぎていきました。
バースディーと言うことで、プレゼントを用意しておりましたが、今考えればいつも買い物下手な私は何を用意した記憶が無いぐらいの品物でした。
ただ、この食事には、レストラン側の素敵な計らいで記憶に残る最高のサプライズになりました。
オードブルから始まり、メインディッシュのお肉料理へ、おごそかにいつもと変わらぬ楽しい会話が弾みテーブルの上が片付けられ、次ぎはデザート。
レストラン内に流れるやさしいピアノの生演奏が突然場内アナウンスに代わり、アナウンスされました。
「本日はご来場ありがとうございます。今日お越しいただいたお客様にお誕生日の方がいらっしゃいます。さて皆様で、お祝いしましょう。」
レストランのマネージャーの方が、ワゴンにのせたバースディーケーキをゆっくりテーブルまで運んだと同時に、レストラン内のウエイター、ウエイトレス、厨房のシェフまで私たちのテーブルを囲んだところで、ピアノ演奏とアナウンスが、
「皆様ご一緒に、バースディーの歌を歌ってお祝いしましょう」
「ハッピーバースディー・トゥーユー・・・・・ハッピーバースディーディアヒロミ、ハッピーバースディー・トゥーユー」
レストランの中で、私たちのテーブルに向けてバースディー祝福の嵐のような、雰囲気の盛り上がりと賑わいでした。
彼女の目には涙があふれながら、精一杯の笑顔でキャンドルを吹き消し温かい祝福を頂いた方にお礼をしていました。
「ありがとう」これは祝ってくれた皆様に向けての一言と、何よりもこの演出をし一緒にこの時間を共有した私に向けてのものでした。
あれからもう20年ぐらいたちますが、今私の妻とのお話でした。
印象に残るバースディープレゼントでした。
【PR】